2週間で10キロ痩せるのはほぼ不可能!その理由と本当に知るべきこと

「2週間で10キロ痩せたい」という目標を持つ方は多いと思います。
しかし、その方法が実際にどれほど現実的か、無理なく続けられるかをしっかり考えることも大切です!
この記事では、短期間ダイエットの実態や注意点、そして効果的な取り組み方について解説します。
まずは結論からご説明していきます。

【結論】健康的に10kg落とすのはほぼ不可能
「2週間で10kg痩せる」という目標は、数値のインパクトも大きく、ネットやSNSでも目を引くと思います。
ですが、
「”健康的に”体脂肪を10kg減らす」ことは、2週間という期間では現実的にほぼ不可能です。
体脂肪1kgを減らすには約7,000kcalの消費が必要とされており、10kgなら「約70,000kcal」。
2週間で10kg 痩せようとするなら、毎日5,000kcal以上のアンダーカロリー状態を継続する必要があります。
例えば、1日に2,000kcalを消費している人が、1,500kcalしか食べなければ、
その差500kcalは「アンダーカロリー」と呼ばれる状態になります。

この差があることで、体は足りない分のエネルギーを体脂肪などから補います。
つまり、アンダーカロリーを続けることが、脂肪を減らすということになります。
ちなみに、日常生活を送りながら、毎日5,000kcal以上のカロリー差を作るのは、
ほぼ不可能に近く、無理をすれば体調を崩すリスクも高まります⚠
なぜ「2週間10キロ」というワードが話題になるのか

SNSやYouTubeを中心に「2週間で10kg痩せる」というフレーズをよく目にしますよね。
そもそも、実現がほぼ不可能なダイエット方法が、なぜこれほど注目を集めるのでしょうか?
これは端的にいえば皆の夢だからです

短期間でしっかり痩せられたら夢みたいですよね!
ですが、実際は地道に
- 食事制限
- 有酸素運動
- 筋トレ
をコツコツトやるしかないわけです…
目的は再生回数や注目を集めるため
- YouTuberが「2週間で10kg痩せる」を実際に試す動画を投稿し、再生数を伸ばす
- ダイエット商品を売るための導入として使う
2週間で10kg 痩せるという発信を行ってる人の目的はを2つだと考えられます。
このワードを見かけたら、目的はこの2つなんだろうなとイメージできるようになれるとGoodです!

怪しい情報に惑わされないようにしましょう!
もし体重が大きく減ったとしても、それは脂肪ではない?
この後詳しく解説しますが、2週間で体重を10kg減らせたとして、
実際に減ってしまうものは水分と筋肉が大半です…
- 【水分が抜けただけ】
- 糖質を減らすと体にたまった水が一気に出て、体重がスルッと落ちます。
- 【筋肉がなくなっただけ】
- カロリーを極端に減らすと、脂肪だけでなく筋肉も一緒に落ちてしまいます。
- 糖質を減らすと体重が減る理由
-
グリコーゲンと水分の結びつきグリコーゲン1gにつき約3〜4gの水分が結合しているため、グリコーゲンが減ると連動して大量の水分も一緒に失われます。
これが糖質制限をした時に体重の減少として現れるのでダイエットに成功したと勘違いしてしまう要因の1つです
グリコーゲンとは?グリコーゲンは、糖質(主にブドウ糖)を体がエネルギーとしてすぐ使える形で貯めたものです。
肝臓や筋肉に蓄えられていて、必要に応じて分解されてエネルギーになります。
※つまりは糖質を消化した後のものだと考えればいいわけです

どっちにしたって体重が減るんだからいいんじゃないのと思った方は要注意です⚠
「2週間で10キロ痩せた」と言われる方法は本当に効果的?
短期間で大きく体重が減ると、スゴイ成果のように感じられますよね。
ですが、実はその減った体重の多くは筋肉なので、基礎代謝が落ちてしまうことが少なくありません。
基礎代謝が下がると、普段の生活で消費するカロリーも減ってしまいます。

基礎代謝だけでなく、運動した時に消費できるカロリーも減ってしまうよ!
そのため、元の食事に戻すとダイエット前よりも消費できるカロリーが減っているので、
結果としてリバウンドしやすい体質になってしまうのです。。。
このように、短期的には目に見える成果があるかもしれませんが、
長期的な目で見ると、必ずしも効果的とは言いえないのです。
ダイエットの基本は筋肉を残しながら、少しずつ脂肪を減らすことです!
それでも「短期間で可能な限り痩せたい」あなたができること
とはいえ、どうしても短期間で体重を落とさなければならないタイミングというのは、誰にでもありますよね?
実は私たちも最近、まさにそんな状況に直面しました…

たまたま予約が取れたホテルにプールがあり、水着を着る機会が発生しました。
水着を着てプールに行くにはどうしても痩せなければならず、タイムリミットはたったの3日間でした。

2週間よりもはるかに短い期間です
それでも、できることはやっておきたい私たちが、実際に試したのはこのような方法▼
必要最低限のタンパク質とカロリーを意識しながら、運動量を大幅に増やす
- 1時間半以上のウォーキングを毎日(1万歩ぐらい)
- 筋トレをする体力があるなら有酸素運動をする
- 摂取カロリーが1000kcal 以下にならないように注意する
おそらくこれが、短期間で実践できる最短の減量法だと思われます。
このプールをきっかけに、我々はなくまはダイエットを開始しました…!
無理なくゆるく続けたい方におすすめなのが、AIを活用した『ChatGPTでゆるダイエット』!
こちらの記事で、無理なく続けるコツやアイデアがたくさん紹介されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。


食事や体重の管理ができて、励ましの言葉もくれて、モチベーションを保つうえで大切なツールになってます!
食事・運動・生活習慣の見直しで実現できる日々の変化は小さい
ここまで話してきて既にお分かりだと思いますが、食事・運動・生活習慣の見直しによる変化は小さいです。
しかし、この小さな積み重ねがやがて大きな成果へとつながっていきます。
食事を少し健康的に変えたり、普段より少し多く歩いたり、睡眠を整えるだけでも、体の調子や気分に少しずつ良い影響が現れます。
こうした小さな変化は、体重の数字が減るより先に、体の内側や心の状態の改善として感じられることが多いです。
だからこそ、焦らず無理なく、日々の生活に無理なく取り入れられる範囲で習慣を整えていくことが、長く続けられるダイエットの秘訣となります!
大切なのは「体重より見た目」と「習慣の変化」
ダイエットはついつい体重の減少という数値にばかり目が行ってしまいますが、
そもそも痩せたい1番の理由は、体脂肪を落として綺麗な体型になりたい!
ということだったハズです。
綺麗に痩せるためには、筋肉はしっかり残しつつ、余分な脂肪を落とす必要がありますが、
これを短期間で実現するのは無理です…
「短期より中長期で考える」のが成功の近道
これまでの内容から、短期間のダイエットで体重の数字にこだわるよりも、
長い期間をかけて徐々に体を変えていくことが大切だと感じていただけたかと思います。
ここからは、具体的にどのくらいのスパンで減量を進めるのが望ましいのかについて、もう少し詳しくお話ししていきます。
減量の目安は「1月で2~3kg」これでも十分すごい!
実はこの認識がすごく大事です!
体重を1kg減らすには、約7,000キロカロリーの消費が必要ですから、
1ヶ月に2~3kg減らすには、1万4,000kcal〜21,000Kcal消費しなければいけません
1日あたりに換算すると
約470〜700キロカロリーを消費し続ける必要があるということです。

しかも毎日やる必要があるんです!
1か月間毎日これだけのカロリー消費をすることは、決して簡単ではないことを認識する必要があります
月に2~3kgの減量は十分にすごい成果なので、成功した時は自分をしっかり褒めてあげましょう!
10kg の体重を落としたいのであれば、3ヶ月はダイエット期間を見積もった方が良いです
⇨実際には、ダイエットを始めた瞬間というのは、食べ過ぎた翌日であることが多いでしょうから、
胃の中にある内容物の重さを差し引くと、落とさなければいけない体脂肪は9kg 〜8kg 程度になると思います

そうすると、ダイエット期間は3ヶ月よりも短くなる可能性はあります!
「2週間で10kg痩せたい」と思ったときに立ち止まって考えてほしいこと
これまでに、短期間で痩せることって現実的にほとんど不可能だし、仮に痩せられたとしても良い事ってないよね…
ということが分かったと思います、
もちろん、すぐに結果が欲しいという気持ちもすごくわかります
でも、少しだけ立ち止まって、その目標が自分にとって本当にベストな選択かどうか、考えてみてください
今が良ければそれで良いという考え方も、それは1つの考え方だと思いますが、
1年後、2年後、そしてその先も自分が理想だと思える体型に少しでも近づきたいと考えるなら、
目先の目標よりも、少し長い目で目標を定めるということが、とても大事なのではないかなと私自身はそう思います
よくある質問(FAQ)
Q1:2週間で10kg痩せるのは本当に可能ですか?
A1:短期間で10kgの減量は脂肪だけでなく水分や筋肉も含まれることが多く、健康面や維持の面から見て現実的とは言えません。
Q2:短期間ダイエットでリバウンドしやすい理由は?
A2:急激な体重減少により筋肉量が減ると基礎代謝が落ち、元の食事に戻したときに脂肪がつきやすくなるためです。
Q3:筋肉を守りながら痩せるにはどうしたらいい?
A3:無理な食事制限を避け、適度な筋トレとバランスの良い食事で筋肉量を維持しながら脂肪を減らすことが大切です。
Q4:2週間で痩せたい時におすすめの運動は?
A4:脂肪燃焼に効果的な有酸素運動と筋肉量維持のための筋トレを組み合わせるのが効果的です。
Q5:急な食事制限は健康に悪いですか?
A5:急激な食事制限は体調不良や栄養不足のリスクがあるため、計画的に行うことが重要です。
まとめ|無理なく続けるために大切にしたいこと
この記事をここまで読んで頂いてありがとうございます!
この記事を読んでくれているアナタは、今の自分を変えたいと思って、この記事を読んでくれていると思います。
その、自分を変えたいと思う気持ちは非常に素晴らしいものです。
少し唐突ですが、私が好きな言葉にこのような言葉があります。
「人間が最も人間らしくいられる方法は、目標を定めてそれに向かってコツコツと努力する以外にない」
これはダイエットにも当てはまると思っていて、
今の自分をより成長させたい、変えたいという目標を持ってその目標を達成するためにコツコツと努力する
この努力の過程において、
- 辛いからやめたい
- ダイエットする目的がよくわからなくなってきた
など、壁にぶつかることもとても多いです。
この壁にぶつかって、悩んで、試行錯誤した回数だけ人としての成長もきっとあるんだと思っています
そのように考えると、ダイエットは綺麗に痩せて、見た目を良くするという側面以外にも、
課題や困難にぶち当たった時に、それを乗り越える力を育てるという側面もあるのではないかなと思います。
ですから、綺麗に痩せたい、体重落としたいという気持ちはもちろんですが、
今の自分を変えたいという気持ちも大切にしてあげてください☘
