【つくば移住で後悔は本当?】住んでみて感じたリアルな7つの理由

「つくばに引っ越してみたいけど、後悔しないかな?」
そんな不安を感じて、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
つくば市は移住先として人気のエリアですが、実際に暮らしてみると「こんなはずじゃなかった…」と感じるポイントもあります。
この記事では、つくばに引っ越して後悔する理由を7つに分けて、リアルな声とともにお伝えします!
大切なのは、“つくばという街が自分に合うかどうか”を知ること。
後悔を防ぐには、そこが一番のポイントです。

あなたの暮らし方に合えば、きっとつくばは心地よい場所になるはずです!
- つくばに引っ越して「車がないと不便」と感じる理由
- 夜道が暗い?治安や明るさに関するリアルな声
- 駅前以外で「お店が少ない」と感じる生活の不便さ
- 仕事探しが難しい?求人状況と選択肢
- 都心への通勤で後悔する人の特徴
- 地元の人との人間関係、なじみにくいって本当?
- 意外とかかる生活コストとその内訳

【後悔ポイント①】車がないとやっぱり不便?つくばの交通事情
「つくばは車がないと不便って聞くけど、実際どうなの?」
移住を考える方にとって、これはよくある疑問のひとつです。
私達も実際につくばに暮らしてみて、「これは車がないと厳しいかも…」と感じる場面もありました。
車社会のリアル:日常生活の中心は“車”
つくばは広々とした街で、いわゆる“車社会”です。
スーパーでのまとめ買い、子どもの送り迎え、公園へのお出かけなど、車があればぐっと便利になります。
特にTX(つくばエクスプレス)の駅から離れた住宅街では、車が生活の足として欠かせません。
実際、多くの移住者が「車の必要性」を肌で感じるようになると言われています。
一方で、車の購入費や維持費(ガソリン・駐車場・保険など)もバカになりません。
「意外とお金がかかる…」という声もよく耳にします。
TXは便利!でも駅が少なく、運賃が高い?
都内へのアクセスの良さはつくばの魅力の一つ!
TXを使えば、つくば駅から秋葉原駅まで最速45分で到着します。
しかし、課題もあります。
つくば市内にあるTXの駅は以下の4駅だけ:
- つくば駅
- 研究学園駅
- 万博記念公園駅
- みどりの駅
市内全域をカバーしているわけではなく、駅から離れるとバスや車が必須になります。

さらに、運賃の高さもよく聞かれる不満点。
つくば駅〜秋葉原駅は片道1,280円(IC/2025年3月改定予定)と、毎日の通勤・通学にはやや高めです。

バスはあるけど、利便性に差がある
市内には「つくバス」などの路線バスも整備されています。
特に高齢者向けの割引制度などもあり、工夫が見られます。
ただし、エリアによっては本数が少なかったり、最終バスの時間が早かったりと、日常使いにはやや不便を感じることも。
「バスだけで生活できるか?」は、住む場所にかなり左右されます。
移住前に時刻表やバス路線をチェックしておくことが大切です。
【例外】駅前なら車なし生活も十分可能!
とはいえ、つくば=完全に“車必須”というわけでもありません。
実は、TX駅前エリアなら車なしでも快適に暮らせるケースも多いのです。
たとえば、つくば駅や研究学園駅の周辺には、
- スーパー(カスミ、ウェルシア など)
- 飲食店やカフェ
- クリニック
- 役所関係の窓口
など、生活に必要な施設がコンパクトに集まっており、徒歩や自転車で用が済む環境が整っています。
実際に、駅前マンションに住み、車なしで快適に暮らしている方もいます。

我々も車なしですが、そこまで不便には感じません!
自転車に乗る機会は増えました!

大通りを走るのが気持ちよくて、サイクリングの楽しさに気付いたね🚲

向き・不向きを見極めよう
駅前なら車なしでもOK、でも郊外では車が必須。
このギャップが、つくば移住における“後悔の分かれ道”になるかもしれません。
たとえば、
- おしゃれなパン屋さんやカフェを巡りたい
- 子どもを自然豊かな公園に連れて行きたい
- 複数の場所に1日で移動したい
といったライフスタイルを望むなら、車がないと不便を感じる可能性が高いでしょう。
まとめ:車がなくても住めるけど、誰にでも向いているわけじゃない
つくば市での生活は、車があることでグッと快適になります。
でも、住む場所とライフスタイル次第では、車なしでも十分に暮らすことは可能です。
移住を考えるときには、
- 住むエリアは駅に近いか?
- 自分たちの生活スタイルに車は必要か?
をしっかり見極めておくことが、「思ってたのと違った…」を防ぐカギになります。
【後悔ポイント②】夜道が暗くてちょっと不安…?つくばの治安と防犯事情
移住先を選ぶうえで「街の安全性」はとても大切な要素ですよね。
つくば市についても、「夜道が暗いのでは?」といった不安の声が見られることがあります。
ここでは、実際の住民の声や、市の取り組み、防犯面での注意点などをまとめつつ、後悔しないための視点や工夫もあわせてご紹介します。
一部エリアでは「夜道が暗い」という声も
つくば市内では、場所によっては「夜間に街灯が少なくて不安」と感じるエリアがあります。
特に以下のような場所では、実際に住民から不安の声が聞かれています。
- 筑波大学周辺
- 公園や緑地の近く
- 住宅街の裏道や細い通り
つくば市は研究施設や広い緑地が点在しており、街がゆったりと設計されている一方で、場所によっては街灯の整備が追いついていないケースもあるようです。
夜に一人で歩くときや、お子さんの塾帰りなどには「ちょっと心配…」と感じる方もいらっしゃるでしょう。

駅や大通りから離れるととても暗いね。
市の取り組み:防犯灯の設置と無電柱化条例
こうした声を受けて、つくば市では防犯対策にも取り組んでいます。
- 自治会からの要望に応じた防犯灯の設置
- 無電柱化の推進とあわせた街灯の設置義務づけ
特に新しく開発されるエリアでは、条例により一定の明るさを確保した照明が設置される仕組みになっており、徐々に環境は改善されつつあります。
ただし、すでにある住宅街などでは、すぐに明るさが改善されるとは限りません。今後も地域の声や働きかけが重要になってくる部分です。
犯罪発生率は低め。でも“体感治安”には差も
統計的には、つくば市の犯罪発生率は比較的低めで、夜間パトロールなども実施されています。
一方で、自転車や傘の盗難、不審者情報といった日常的な軽犯罪は報告されており、「油断はできない」というのが実感です。
また、実は自動車盗難の発生件数が全国的に見ても多く、注意が必要なエリアでもあります(特に人気車種が狙われやすい傾向があります)。

この件については別記事で詳しくまとめていますので、気になる方はあわせてご覧ください。

こうした中で、「夜道の暗さ」は実際の犯罪とは別に、“なんとなく不安”という気持ちにつながりやすい要素のひとつ。
数字には表れにくい「体感治安」を左右するポイントとして意識しておきたいところです。
後悔しないために:できる防犯対策と暮らし方の工夫
もし「夜道が心配かも…」と感じるなら、以下のような視点で生活を工夫することで、安心感を高めることができます。
✅ 個人でできる防犯対策
- 夜は明るく人通りのある道を選ぶ
- 防犯ブザーやライトを持ち歩く
- 自転車やタクシーをうまく活用する
- 自宅にセンサーライトや玄関灯を設置する
✅ 物件選びのポイント
- 駅近や幹線道路沿いなど明るいエリアを選ぶ
- 夜間の街の雰囲気を下見する(実際に夜に歩いてみる)
- 周辺の街灯や人通りを事前にチェック
まとめ:夜道の暗さも「暮らし方次第」で安心に変えられる
つくば市の一部エリアでは、たしかに「夜道が暗い」と感じることがあります。
ですが、それは「全体が危険」というわけではありません。
防犯対策を意識し、住む場所や行動の工夫をすることで、安心して暮らせる環境をつくることは十分可能です。
あなたのライフスタイルに合ったエリアを見つけ、実際の夜の様子もしっかり確かめながら移住先を選べば、夜道の不安が“後悔”になることはきっと避けられるはずです。
【後悔ポイント③】お店が少なくて不便?買い物環境のリアル
「つくばにはお店が少ないのでは…?」
移住を考える方から、こんな声が聞かれることがあります。毎日の生活に直結する“買い物のしやすさ”は、住みやすさに大きく関わるポイントです。
ここでは、つくば市の買い物環境について、実際の声や地域差をふまえてご紹介します。
一部では「お店が少ない」と感じることも
とくに以下のようなケースでは、「スーパーや飲食店が近くになくて不便」と感じる方もいます。
- 車を持っていない
- TXの駅から離れたエリアに住んでいる
- 比較的新しく開発された住宅地に住んでいる
つくば市は広い面積を持つため、エリアによって商業施設の充実度に差があるのが実情です。
大型施設は充実。でも日常的な“ちょっと買い”には差も
つくば市の買い物の強みとしては、以下のような大型商業施設が挙げられます。
- イーアスつくば(研究学園駅近く)
約200の専門店が入る北関東最大級のショッピングモール - トナリエつくばスクエア(つくば駅直結)
食料品、ファッション、雑貨、飲食店など幅広く揃う複合施設
これらを利用すれば、大抵のものは揃い、週末のまとめ買いなどにはとても便利です。
ただし、「ちょっと牛乳だけ買いたい」「仕事帰りにお惣菜を1品だけ」…といった日常のこまめな買い物に関しては、駅周辺以外のエリアでは選択肢が限られることもあります。

駅周辺と郊外では“買い物の便利さ”に差がある
たとえば…
- 研究学園駅周辺:イーアスを中心に商業施設が集まり、利便性◎
- みどりの駅周辺:駅前にスーパーやドラッグストアが増えつつあり、暮らしやすさ向上中
- 駅から離れたエリア:地域によってはスーパーや飲食店が少なく、車がないと不便を感じることも
このように、住むエリアによって“お店の数と種類”は大きく異なります。

実際にどのエリアが便利なのか、主な地域の買い物環境を簡単にまとめてみました!
📋買い物がしやすいエリアまとめ
エリア名 | 買い物のしやすさ | 特徴 | 車なし生活 |
---|---|---|---|
つくば駅周辺 | ★★★★☆ | トナリエ直結、日常品・ファッション・飲食充実 | ◎ 駅直結で生活完結しやすい |
研究学園駅周辺 | ★★★★★ | イーアスつくばが徒歩圏、ドラストや飲食店も多数 | ◎ 買い物・外食に困らない |
みどりの駅周辺 | ★★★☆☆ | 新興エリアでスーパーや商業施設が増加中 | ○ 車があればより便利 |
万博記念公園駅周辺 | ★★☆☆☆ | 店舗数は少なめ、車での移動が基本 | △ 生活に工夫が必要 |
その他の郊外住宅地 | ★☆☆☆☆~★★☆☆☆ | 地域差あり。個人商店がメインのことも | × 車がないと不便になりがち |

あわせて、駅ごとのスーパーやドラッグストアの情報も一覧にしてみました!
日々の買い物がどれくらい便利か、具体的にイメージしやすくなると思います。
📋駅周辺のスーパー・ドラッグストア比較表(2025年時点)
駅名 | 主なスーパー | 主なドラッグストア | 営業時間目安 | コメント |
---|---|---|---|---|
つくば駅 | ロピア、ベルク、ヨークベニマル、カスミ | マツモトキヨシ(2店舗)、ウエルシア | ~22:00前後 | トナリエ内外に充実。徒歩圏内に複数選択肢あり、車なしでも生活しやすい |
研究学園駅 | イーアスつくば内:カスミ、カルディ、業務スーパーなど | ツルハドラッグ、ウエルシア、クオール薬局 | ~21:00〜22:00 | 買い物も外食も充実。つくば市内で最も利便性が高い駅の一つ |
みどりの駅 | カスミ(駅前店、ライフガーデン店)、タイヨー | ウエルシア、カワチ薬品、ドラッグストアセキ | ~22:00前後 | 駅周辺にスーパー・ドラッグストアが複数あり、車なしでも生活可能 |
万博記念公園駅 | カスミ(駅前店) | ウエルシア、みつばち薬局、ノイエ薬局 | ~24:00(カスミ) | 駅前にスーパー・ドラッグストアがあり、徒歩圏内での買い物が可能 |
後悔しないために:生活スタイルに合ったエリア選びを
「お店が少なくて不便だった…」という後悔を避けるには、事前の情報収集と生活スタイルの見直しがとても大切です。
✅ チェックしておきたいポイント
- 徒歩圏にスーパー・ドラッグストアがあるか?
- 通勤・通学ルート上に店舗があるか?
- 車がなくても困らない立地か?
- 買い物頻度や外食の好みに合っているか?
Googleマップで周辺施設を調べたり、昼と夜で店舗の営業状況を見るなど、現地を歩いてみることもおすすめです。
まとめ:お店の多さより、“自分にとっての便利さ”が大事
つくば市には大型商業施設も充実しており、買い物に困らないという声も多くあります。
ただし、すべてのエリアが同じように便利というわけではありません。
大切なのは、自分のライフスタイルに合ったエリアを選ぶこと。
「週末にまとめ買いをする派」「徒歩5分にスーパーがないと不安」など、自分にとっての“便利”を基準に選べば、買い物環境が原因で後悔することはきっと避けられるはずです。
【後悔ポイント④】仕事が見つからないかも…?つくば市の就労事情
移住を考えるとき、「仕事がちゃんと見つかるか?」はとても大きな心配のひとつですよね。
特に、東京などの都市部から引っ越す場合、求人の数や給与水準が気になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、つくば市の就労環境と求人の傾向、そして後悔しないための視点についてご紹介します。
地方移住でよくある不安:仕事の数と給与水準
一般的に、地方に移住すると、
- 求人数が少ない
- 希望する職種が見つかりにくい
- 給与水準が都市部よりも下がる
といった点が懸念されがちです。
つくば市もこの傾向が全く無いわけではありませんが、研究学園都市という独自の特性が、他の地方都市とは異なる就労環境を生み出しています。
研究職だけじゃない!つくばの多様な求人
つくば市には、国の研究機関や大学などが集まっており、研究・技術・教育関連の求人はとても豊富です。
理系出身の方や、専門スキルを持つ方にとっては、やりがいのある仕事に出会えるチャンスもあります。
また、それ以外にも以下のような分野で求人が見られます。
- 一般事務、コールセンター
- 医療・福祉(看護師、介護士など)
- 教育(学校・塾・専門学校)
- IT系(エンジニア・Web職)
- 配送・物流ドライバー
- 販売・飲食・サービス業
正社員からパート・アルバイト、業務委託まで、雇用形態も多様です。
つまり、「つくばでは仕事がない」というより、希望やスキルに合うかどうかがカギになります。

求人ジャンルを簡単にまとめてみました!
📋つくば市の主な求人ジャンル一覧
職種ジャンル | 主な求人内容 | 特徴 |
---|---|---|
研究・技術職 | 研究補助、分析技術者、研究支援 | 国・民間の研究機関多数。専門性が活かせる |
医療・福祉 | 看護師、介護士、作業療法士など | 市内に病院・高齢者施設多数。常時人材募集中 |
教育関連 | 小中高校の教員、塾講師、大学事務 | 教育都市としてニーズ高め。臨時職員もあり |
IT・Web系 | エンジニア、プログラマー、Web制作など | 企業によっては在宅・業務委託OKな場合も |
事務・サポート職 | 一般事務、受付、コールセンターなど | 求人数は安定。未経験OKも比較的多い |
販売・サービス業 | 飲食店スタッフ、スーパー、エステなど | 大型商業施設やチェーン店中心。接客経験活かせる |
物流・配送業 | 配送ドライバー、倉庫内作業など | 地方ならではの需要あり。要普通免許以上の求人も |
移住者を後押しする制度も活用できる
実はつくば市では、「東京23区からの移住者」などを対象にした移住支援金制度も用意されています。
対象となる求人に就業したり、市内で起業したりすると、一定額の支援金を受け取ることができます。
ただし、
- 対象の求人はマッチングサイトで紹介されているものに限る
- 一定期間の就業継続が必要
など、いくつかの要件があります。
制度の利用を検討している方は、事前に市の公式サイトなどで最新情報を確認しておくのがおすすめです。
📋つくば市の移住支援金制度のポイント(2025年5月時点)
項目 | 内容 |
---|---|
制度名 | わくわく茨城生活実現事業(移住支援金制度) |
対象者 | 東京23区在住または通勤者など(※詳細要件あり) |
対象年齢・家族構成 | 単身者・世帯いずれも対象(支給額が異なる) |
支給額(上限) | 単身:60万円/世帯:100万円(+子ども加算あり) |
主な条件 | 指定求人への就業/市内での起業など |
注意点 | ・求人は茨城県のマッチングサイト掲載が条件・一定期間の継続就業が必要・支援金の申請時期・方法に注意 |
後悔しないために:働き方の柔軟性を持とう
つくば市で仕事を見つけるうえで、以下のような柔軟な視点を持つと後悔しにくくなります。
✅ 後悔を避けるためのチェックポイント
- リモートワークの継続が可能かどうか
- 自分のスキルが活かせる地元企業があるか
- 通勤圏内にある周辺自治体も視野に入れる
- 雇用形態や働き方を一旦柔軟に考えてみる
つくばからTXで約40〜45分あれば、千葉県の流山や東京都内の主要エリアにもアクセスできます。
実際に、都内や流山方面へ通勤している人も少なくありません。
「つくば=完全地元就職だけ」というわけではなく、通勤・在宅・複業など、自分らしい働き方を探せる可能性も十分にあります。
まとめ:「仕事が見つかるか不安…」は、視点次第で解消できる
たしかに、希望する仕事がすぐに見つかるとは限りませんが、
つくばには多様な働き方・職種の選択肢があります。
研究系やIT系、医療・教育など、特定分野での求人が豊富な一方、地元企業の採用も拡大中。
さらに、移住支援制度やリモートワークをうまく活用すれば、都市部からの転職・移住も現実的です。
「仕事が見つかりにくいかも」という不安を感じるときこそ、自分の強みとライフスタイルに合う働き方をじっくり考えてみるチャンスかもしれません。
【後悔ポイント⑤】都内に通うのは大変?つくば市の通勤事情
「東京まで毎日通うの、大変なんじゃない?」
つくば移住を考える人の多くが、最初にぶつかるのが“通勤への不安”です。
地図を見るとたしかに遠く感じるし、「通える距離じゃないのでは?」と思ってしまうのも無理はありません。
実際に、つくばエリアに引っ越してから「思っていたより通勤が大変だった…」と感じた方がいるのも事実です。
始発駅で“座れる”のが、つくば通勤の強み
つくば駅は、つくばエクスプレス(TX)の始発駅。
秋葉原までは最速45分、乗り換えなしでアクセスできます。
時間だけ見ると決して近いとは言えませんが、始発駅から確実に座れるというのは、毎日の通勤において大きなメリットです。
「立ちっぱなしの満員電車で1時間」と「座って静かに移動できる1時間」では、通勤の疲労感はまったく違います。
他の郊外エリアと比べても見劣りしない
都心への通勤に適したエリアとして、練馬区の光が丘や西東京の八王子などと比較されることもあります。
ですが、実際に比較してみると、つくばにはこんな特徴があります。
📋代表的ベッドタウンとの通勤比較表
エリア | 通勤時間(主要駅まで) | 始発駅? | 座れる可能性 | 家の広さ・新しさ(同価格帯) |
---|---|---|---|---|
つくば | 約60〜75分(秋葉原・大手町) | ◎(始発) | ◎(高確率) | ◎(駅近でも広くて新しい) |
光が丘 | 約50〜60分(新宿・六本木) | ◎(始発) | ◯(中確率) | △(駅遠・築古が多い) |
八王子 | 約70分(東京・新宿) | ×(途中駅) | △(座れない日も) | ◯(広いが駅から遠い) |

表を見ると、「遠い=不便」であるとは限らないことが分かります!
通勤スタイルの工夫次第で、後悔は避けられる
もし通勤に不安がある場合は、住む場所や移動手段を工夫することで、負担を大きく減らすことができます。
✅ たとえばこんな工夫が有効です:
- 駅近物件を選ぶ:駅徒歩5〜10分圏なら、都心よりトータル通勤時間が短くなることも
- 研究学園駅も検討する:TXの途中駅ながら、朝でも座れる可能性があり、生活環境も◎
- 高速バスを活用する:静かに座って移動できる選択肢として、好む人も多数
つくばからの通勤について、始発で座れることや住宅環境の違い、各駅の比較などをさらに詳しくまとめた記事はこちら👇

まとめ:「通勤が大変」ではなく「通勤をどうするか」
たしかに、つくばから都内までの通勤には距離があります。
でも、“毎日立ってギュウギュウ”ではなく、“静かに座って1時間”という通勤スタイルが実現できるのは、つくばの大きな魅力です。
「遠いかも…」という印象だけで不安にならず、
自分の働き方・通勤のこだわり・住まいの条件を丁寧に見直すことで、通勤の後悔は防ぐことができます。
【後悔ポイント⑥】人間関係が大変?つくば市の地域コミュニティ事情
移住して最初に気になることの一つが、「ご近所との人間関係、うまくいくかな?」ということ。
新しい土地での暮らしにワクワクする一方で、「地域のルールに馴染めるかな」「孤立したらどうしよう…」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
つくば市も、エリアや地域によって人との関わり方に違いがあるため、事前に知っておくと安心です。
地域によっては「関わりが濃い」と感じる場面も
地方移住でよく聞かれる懸念のひとつに、「町内会の参加が必須だったり、ご近所付き合いが濃密だったりして疲れそう…」というものがあります。
つくば市内でも、昔からの住民が多く住む地域では、町内会活動が盛んだったり、地域の行事に積極的な雰囲気のある場所もあります。
このような地域に移住した方が、「想像以上に付き合いが多くて疲れてしまった…」と感じることもあるようです。
つくば市は全国トップレベルの“寛容なまち”
ただし、つくば市全体としては、研究学園都市として全国・世界から多様な人が集まっていることが特徴です。
- 国や海外からの研究者・留学生が多く、多文化共生が進んでいる
- 外国籍の住民比率は約3.2%と高く、多様性が生活の中に根付いている
- 野村総研の「多様な人への寛容度」で全国1位に選出された実績もあり
つまり、「地域に馴染めるか心配…」という不安を抱えた人にとって、比較的“よそ者感”を感じにくい、開かれた環境が整っていると言えます。
エリア選びや“関わり方の姿勢”が後悔を防ぐ鍵に
それでも、どんな場所でも「受け身のまま」では地域に馴染むのは難しいかもしれません。
✅ 後悔を防ぐためのポイント:
- 自分に合ったコミュニティの“濃さ”を持つエリアを選ぶ
- 最低限の挨拶や、地域行事への関心を持つ姿勢を大切にする
- 無理に深く関わろうとせず、自分のペースで距離感を取る
つくばは“選べる”街です。人との関わりを重視したい方にも、ほどよい距離感で暮らしたい方にも、ライフスタイルに合ったエリアがあります。
📋つくば市エリア別「人との距離感」ざっくり比較表
エリア名 | コミュニティの雰囲気 | 住民層の傾向 | 特徴 |
---|---|---|---|
研究学園駅周辺 | ややドライで適度な距離感 | 若いファミリー・研究者層 | 町内会は控えめ、挨拶程度でOKな雰囲気 |
つくば駅周辺(竹園・吾妻など) | 落ち着いたが交流機会もあり | 官公庁・教職員層が多い | 公園やイベントもあり、近すぎず遠すぎずの関係性 |
みどりの駅周辺・新興住宅地 | ややフレッシュで協力的 | 子育て世代が中心 | 子どもを通じて緩やかに関係が生まれやすい |
吉沼・谷田部などの昔ながらの地区 | 地域活動が活発で顔の見える関係 | 長く住んでいる地元民が多い | 地域行事・町内会が盛ん、慣れるまでやや距離感を感じることも |
交流の場やイベントも豊富。自分に合った関わり方を見つけよう
つくば市では、移住者も気軽に参加できるイベントや交流の場が多くあります。
🎪 たとえば…
- まつりつくば・ラーメンフェスタなどの大型イベント
- 中央公園で開催される月1マルシェ
- 地域密着型の吉沼マルシェなどアットホームな催しも多数
- 市やNPO主催の移住者交流会・体験ツアー
- 農業サポーター制度や関係人口制度を活用した地域参加の機会も
「無理せず、楽しみながらつながる」ことができるのが、つくばの人間関係の特徴です。
📋参加しやすいイベント・交流機会まとめ
イベント名 | 内容 | 開催時期・場所 | 移住者におすすめの理由 |
---|---|---|---|
まつりつくば | 市をあげての夏祭り。パレード・屋台など | 毎年8月/つくば駅周辺 | 地元住民も移住者も入り混じり、自然に交流できる雰囲気 |
つくばマルシェ(月1) | 地元の農産品や雑貨の販売+交流の場 | 毎月第2日曜/中央公園 | 気軽に立ち寄れ、地域の雰囲気を知るきっかけに◎ |
吉沼マルシェ | 地域住民による手作り感のあるイベント | 年3〜4回/吉沼交流センター周辺 | アットホームでゆるく参加できる空気感が魅力 |
プレミアムビールとうまいものまつり | 全国各地のクラフトビールやグルメが楽しめる屋外フェス | 年2回(GW周辺・9月)/中央公園など | お酒と食を通じて自然に交流でき、移住者も気軽に参加しやすい雰囲気 |
移住者交流会・体験ツアー | 市やNPO主催。先輩移住者との座談会など | 年数回(応募制) | 同じ立場の人とつながれる貴重な場。孤独を感じにくくなる |
農業サポーター制度 | 地元農家を手伝いながら交流 | 年間通して随時募集 | 農体験しつつ、地域とゆるくつながれるスタイル |

つくばはイベントが多い街です!
気軽に楽しめるイベントから参加してみることで、自然と地域に溶け込むきっかけになります。
まとめ:「人間関係が大変そう…」は、つくばでは必要以上に心配しすぎないで大丈夫
地域によっては付き合いが密なところもありますが、つくば市全体としては、多様な人が集まり、互いを尊重する風土がある街です。
大切なのは、自分のペースで関わりを持てる環境を選ぶこと。
無理をせず、少しずつ地域とつながっていけば、きっと心地よい人間関係が築けるはずです。
【後悔ポイント⑦】思ったよりお金がかかる?つくばの生活コスト事情
「つくばって物価が安いイメージだったのに、意外とお金がかかる…」
移住後にそんなギャップを感じる方も一部にいるようです。
たしかに、都心と比べれば家賃は安く感じるかもしれません。
でも実際に暮らしてみると、“交通費や車の維持費など“隠れた固定費”が意外と家計にのしかかってくることも…。
TX運賃と車の維持費が“見えにくい固定費”に
つくば市は車社会。そして、都心へ通勤・通学するならTX(つくばエクスプレス)を使うことになります。
でもこのTX、都内の私鉄と比べると割高。
例えば「つくば駅〜秋葉原駅」の定期券は、月あたり約21,000円(2025年時点・IC料金想定)。
これが毎月の固定費として乗ってきます。
さらに、車を所有すると…
項目 | 月額目安(単身世帯) |
---|---|
車ローン・リース代 | 15,000〜30,000円 |
ガソリン代 | 6,000〜10,000円 |
駐車場代 | 5,000〜10,000円 |
保険・税金・車検積立など | 9,000〜13,000円 |
合計(参考) | 約56,000〜84,000円 |
このように、交通にかかるコストはつくばならではの特徴とも言えます。
家賃は安いけど、それだけでは判断できない
たしかに、つくばの家賃は都心よりかなり抑えられます。
2LDKで約8〜10万円が相場で、都内で同じ広さ・築年数なら15〜20万円は当たり前。
でも、「安いエリアに住んだら車が必要だった」
「駅から遠くて不便だった」など、住む場所によって生活コストの感じ方は変わってきます。
賃貸だけじゃない!購入を検討する人にも現実的
つくばは、住宅を購入したいと考える人にも大きな魅力があるエリアです。
物件タイプ | つくば市(駅徒歩圏) | 都内23区 |
---|---|---|
分譲マンション(3LDK) | 約3,800万〜5,500万円 | 約6,000万〜9,000万円 |
新築戸建て(駐車場付き) | 約3,000万〜4,500万円 | 約5,500万〜8,000万円 |
家賃が安いだけでなく、購入前提でも「広くて新しい家が、駅近で手に入る」という点は見逃せません。
生活コスト全体で見れば、“選べる街”という強みも
では、全体で見たときの生活費はどうでしょうか?
費目 | つくば市 | 都内23区 |
---|---|---|
家賃(2LDK) | 約9万円 | 約17万円 |
TX定期代 | 約21,000円 | 約13,000円(JR・私鉄) |
車あり維持費 | 約30,000〜50,000円 | 基本不要 |
食費・光熱費 | 約40,000円 | 約45,000円 |
合計(例) | 約120,000〜140,000円 | 約140,000〜170,000円 |
単純な“安い・高い”ではなく、
「お金のかけ方・価値の感じ方」で納得感に差が出る街とも言えます。
後悔しないためには、“コストの使い方”に目を向ける
つくばでの暮らしが「思ったより高い」と感じるかどうかは、
実は“何にお金をかけるか”“どう暮らしたいか”によって大きく変わります。
たとえば:
- 家賃が抑えられる → 教育・車・趣味に回せる余裕ができる
- 車が必要 → でも行動範囲が広がって、レジャーや買い物が自由に
- TXが高い → 始発駅で確実に座れる快適通勤はお金には代えがたい
つまり、「高いけれど、その分満足している」かどうかが重要なのです。
📋満足度×コストのバランスシート
コスト | 高いが価値あり? | コメント |
---|---|---|
TX運賃 | ◎ | 始発で座れる、通勤快適。通勤“時間の質”で元が取れる |
車維持費 | △〜◎ | 「自由に動ける」「週末が楽しい」「自然へ気軽に」など満足度高い人も |
家賃 | ◯ | 都内より安く、同額で“広くて新しい”を選べる |
食費・日用品 | ◯ | 店を選べば抑えやすい(ベルク、ロピアなど) |
教育・子育て | ◎ | 無料支援センターや先進的な教育環境でコスパ抜群 |
まとめ:「生活費が安い街」ではなく「暮らし方を選べる街」
つくばは、単に「家賃が安い」「物価が安い」というだけの街ではありません。
自分のライフスタイルや価値観に合わせて、お金の使い方を設計できる街です。
📋ライフスタイル別おすすめエリア&コスト感
ライフスタイル | エリア例 | 特徴 | 家賃相場(2LDK) |
---|---|---|---|
駅近&都内通勤重視 | つくば駅/研究学園駅 | 駅徒歩5〜10分、新築多め | 9〜11万円前後 |
車あり+広めが理想 | みどりの/万博記念公園周辺 | 車移動前提、郊外でのびのび | 7〜9万円前後 |
子育て&教育重視 | 竹園・吾妻・松代など | 小中一貫校や文教エリア多し | 8〜10万円前後 |
自然と静けさ優先 | 吉沼・谷田部・栗原など | 地元感強め、広め・静か | 6〜8万円前後(中古物件多め) |
事前にシミュレーションをしっかり行い、「何にいくらかかるのか」を把握しておけば、移住後に「思ったよりかかる…」と後悔することはきっと少なくなるはずです。
【まとめ】
後悔しないために、自分の暮らし方を考えてみよう
ここまで、つくば市に移住してから「後悔」と感じるかもしれないポイントを、7つご紹介してきました。

少しでもイメージがわいたでしょうか?
でも、「ここは自分には合わなさそう」と思ったところもあれば、「むしろそれって自分にはぴったりかも」と感じた点もあったかもしれません。
そう、後悔するかどうかは、人によって違います。
同じ環境でも、気になることや、快適に感じるポイントはバラバラ。
だからこそ大事なのは、
自分にとって何が大事か、何を優先したいかを知ることだと思います!
迷ったら…“お試し移住”という方法もあります
「頭ではわかってきたけど、やっぱりちょっと不安…」
そんなときは、短期間だけ住んでみる“お試し移住”もひとつの方法です。
たとえば、ウィークリーマンションや短期滞在用の賃貸を使えば、
- 通勤時間やお買い物の便利さ
- 夜の明るさや静けさ
- 街の空気感、人の距離感
…そんな日々のリアルな感覚を、自分の肌で確かめることができます。
大きな決断の前に、“ちょっと試してみる”。
それだけで、「やっぱり合ってた」「ここはちょっと違ったかも」と冷静に判断しやすくなりますよ。
【最後に】あなたらしい選び方で、後悔のない移住を
移住は、大きなライフイベント。
だからこそ、ゆっくり考えて、じっくり比べて、納得して決めていいと思います。
この記事が、つくばという街とあなたの相性を見つけるヒントになったなら、とてもうれしいです!

「不安もあるけど、ちょっと気になるな」と思った方へ。
「つくばってどんな街?」「なぜ“ここ”なのか?」をまとめた、こちらの記事もおすすめです👇

「ここでなら気持ちよく暮らせそう」
そう思える場所が、見つかりますように。
最後までお読みくださりありがとうございます。

「つくば」に住んで良かったと思う?

とっても良かった…!

わたしも…!
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