マンションと戸建てどっちがいい?後悔しないための比較ポイント解説

家を買いたい。でも、どっちが自分たちに合っているのか分からない…。
これは、多くの人がぶつかる“はじめの悩み”ではないでしょうか。

私たちも同じように迷いました。
- 庭のある暮らしに憧れる
- 駅近でコンパクトに暮らすのも魅力
- 将来の資産価値は? 子どもができたら?
選び方は人それぞれ。でも、自分たちのライフスタイルに合った選択をするために、必要なのは「比較」と「現実的な視点」です。
この記事では、マンションと戸建てそれぞれのメリット・デメリットをわかりやすく整理し、
さらにライフスタイル別のおすすめタイプや、つくば市での実体験も交えてお届けします。
きっとあなたの“住まい選びの軸”が見えてくるはずです。

タイプ別おすすめ早見表
重視すること | 向いているのは | 理由 |
---|---|---|
駅近・通勤便利 | マンション | 駅徒歩5分以内に多く、交通利便性が高い |
広さ・部屋数 | 戸建て | 土地を活かした間取りや庭スペースが確保しやすい |
子育てしやすい環境 | 戸建て | 騒音・生活動線の自由度が高く、近隣との距離もとりやすい |
セキュリティの安心 | マンション | オートロック・管理人など、防犯対策が充実している |
管理の手軽さ | マンション | 共用部・外壁などは管理会社が対応 |
メンテナンスの自由 | 戸建て | 自分のタイミング・予算で自由にリフォーム可能 |
将来的な売却のしやすさ | マンション | 駅近・コンパクト物件は需要が安定しやすい |
静かに暮らしたい | 戸建て | 隣戸との距離があり、上下階の生活音に悩まされにくい |
こうして並べてみても、「どちらも良さがあるな…」と感じる方も多いはず。
次からは、それぞれの住まいが持つメリット・デメリットを具体的にチェックしてみましょう!
マンションのメリット・デメリット
メリット:暮らしやすさと手間の少なさが魅力
1. 駅近・利便性の高い立地が多い
マンション最大の魅力のひとつは、駅近・商業施設近くといった“便利な場所”に住めること。
つくばのような地方都市でも、つくば駅・研究学園駅周辺にはマンションが集まり、徒歩圏にスーパーやカフェが揃っているため、車なしでも快適な生活がしやすいのが特徴です。

「夜にふらっと外食できる」「買い忘れにすぐ対応できる」って、想像以上に心のゆとりに繋がってるよね。
2. セキュリティ面での安心感
オートロックや監視カメラ、管理人の常駐など、セキュリティ設備が充実している点も、特に共働き世帯や女性にとって安心材料。
宅配ボックスがある物件なら、不在時でも安心して荷物を受け取れます。
3. 管理や修繕を任せられる
共用部の掃除・外壁の修繕・建物の維持管理などは管理会社が担ってくれるため、自分で手配する必要がありません。
定期的な修繕積立金はかかりますが、「将来のために必要な備え」と考えると合理的でもあります。
4. ワンフロアで生活動線がラク
戸建てと比べて階段の上り下りがないため、将来的に年を重ねたときにも住み続けやすい点がメリット。
また、掃除や家事動線もコンパクトにまとまりやすいです。
デメリット:自由度の低さと費用面の注意
1. 管理費・修繕積立金などのランニングコスト
毎月の住宅ローン以外に、管理費や修繕積立金が1~2万円前後かかります。
これは一見「もったいない」と感じがちですが、屋根や外壁などを自力でメンテナンスする手間と費用を考えると、意外と妥当という声も。

戸建てだと、10年・15年ごとの外壁塗装で100万円単位かかることもあるよね。
2. リフォームやDIYに制限あり
水回りの位置を変える、壁を抜くといった大規模リフォームは制限がある場合も。
また、共用部分(ベランダの柵、外壁など)は自分の判断で手を加えられません。
3. 騒音問題(上下・左右)への配慮が必要
集合住宅ゆえに、生活音に気を使う場面もあります。
特に子どもが小さいうちは「走っちゃダメ!」と注意し続けることにストレスを感じる人も。
4. ペットや趣味に制限がある場合も
ペットの飼育は「体長・体重制限」「抱っこでの移動必須」など、細かなルールがあることも。
楽器演奏やDIY趣味など、音や振動が伴う趣味がある人には不向きなこともあります。
【私たちがマンションを選んだ理由】
実は、私たち夫婦も「戸建てかマンションか」で悩みました。
広い庭のある暮らしや、マイホーム感のある戸建てにも憧れていたんです。
でも、自分たちのライフスタイルを振り返ってみたとき、
- お家の管理はなるべく少なくしたい
- 車がなくても生活できると嬉しい
- 駅チカで通勤のしやすい環境がいい
など、「家に手をかけすぎず、身軽に暮らしたい」という思いが強いことに気づきました。
最終的には、マンションに決めました。

一番は、わたくしの”虫嫌い”が影響していたように思いますが・・・
マンションでも広々としたスペースで暮らしたい、それをかなえてくれるのが地方移住であったとも思います。
つくばのような地方都市なら広さやゆとりも手に入れやすいんです。
私たちも「広さ」「便利さ」「静けさ」のバランスを求めて、地方での暮らしを選びました。
▼わたしたちが地方移住を決めた理由はこちらで詳しく紹介しています。

戸建てのメリット・デメリット
メリット:自由と開放感のある暮らし
1. 広さや間取りの自由度が高い
戸建ては、土地を活かして広いリビングや部屋数の多さ、収納力を確保しやすいのが強みです。
特にファミリー層には、子ども部屋や在宅ワークスペースを分けられる安心感があります。
また、リフォームの自由度も高く、「将来2部屋を1部屋に」「庭にウッドデッキを追加」といった変更も可能です。
2. 騒音を気にせず暮らせる
上下左右に隣接する住戸がない分、足音や声などの生活音に神経質にならなくてよいのは大きな安心材料。
小さなお子さんがいる家庭や、楽器・趣味で音を出す人にも向いています。
3. 駐車場代がかからない&複数台確保しやすい
マンションだと月々の駐車場代がかかる場合が多いですが、戸建てなら敷地内に1〜2台駐車できるのが一般的。
特に地方都市のように車が必須のエリア(例:つくば市)では経済的メリットが大きくなります。

駐車場から玄関まで直結できるのも地味に便利だよね。
4. 家族のプライベートが守られる
敷地内での距離感を保ちやすく、子どもが遊ぶ声やBBQ、家庭菜園なども楽しみやすいのが魅力。
「周囲を気にせず、自分たちらしい暮らしを楽しみたい」人にはぴったりです。
デメリット:維持管理の負担とコスト
1. メンテナンスが自己責任
屋根や外壁の修繕、庭の手入れ、給湯器の交換など、戸建てはすべて自己管理。
10年・15年単位でまとまった費用が発生することも多く、事前の資金計画が重要です。
2. セキュリティ対策が必要
マンションのようなオートロックや管理人はいないため、戸締り・防犯設備は自分で整える必要があります。
特につくば市のように「自然が多く閑静=人通りが少ない」地域では、防犯意識が求められます。
3. 立地によっては通勤・通学に不便なことも
広い土地を確保できるのは、駅から離れた場所や郊外エリアが中心になる傾向があります。
特につくばでは「駅近=マンション、郊外=戸建て」という住み分けがあるため、車の所有前提になるケースも多いです。
4. 建物価値が下がりやすい
中古市場においては、建物部分は年数とともに資産価値が下がりやすい傾向があります。
土地の価値がメインになるため、「どの場所を選ぶか」がより重要になります。
ワンポイント:都市部 vs 地方での戸建て事情
地域 | 傾向と特徴 |
---|---|
都市部 | 土地代が高いため、狭小住宅や建売が多い。立地の良さと広さのバランスに悩みがち。 |
地方都市例(つくば) | 土地の広さ・価格の割安さから、ゆとりある一戸建てが選びやすい。郊外でも商業施設が揃っていることも多い。 |
【戸建ても考えたけれど、私たちには少し違いました】
正直、最初は戸建てにもすごく惹かれていました。
「庭でバーベキューできたら楽しそう」とか、「DIYで小さな書斎を作ってみたい」とか。
まさに“マイホーム”って感じがして、夢が広がっていました。
でも実際に検討してみると、いくつか現実的な壁も見えてきました。
私たちは、休日もなるべく家事や手入れに追われたくないタイプ。
「広さや自由度」よりも、「身軽さと利便性」を優先したい気持ちが強くなっていきました。
結果的に今は、駅近マンションのコンパクトな暮らしがとても心地よく感じています。

戸建てにしかない良さもたくさんあるけれど、私たちには“管理されている安心感”のほうがしっくりきたよね。
住まい選びって、「どちらが正解」という話ではなくて、
“今の自分たちに合う暮らし方はどちらか”を見つけることが大切だと思います。
「やっぱり戸建てっていいな」と思った方は、実際にモデルハウスを見てみると、もっとイメージがわきやすくなります。
最近では、一度の入力で複数のハウスメーカーや工務店に来場申込ができる便利なサイトもあります。
「比較して検討したい」「とりあえず話だけ聞いてみたい」という方にもおすすめです。
ライフスタイル別おすすめタイプ
ここまでマンションと戸建ての特徴を見てきましたが、
「結局、自分にはどっちが合うんだろう…」と感じた方も多いかもしれません。
そこで次は、ライフスタイル別にどちらが向いているかを整理してみました。
■ 共働き夫婦(DINKs=子なし夫婦)
おすすめ:マンション
- 駅近で利便性の高い立地に住める
- メンテナンスを任せられて手間が少ない
- コンパクトな空間で家事動線もスムーズ
こんな人に向いている!
- 平日は仕事中心で、休日は出かけることが多い
- 将来的に転勤や引っ越しの可能性がある
- 家の管理よりも、自分の時間を大切にしたい
■ 子育てファミリー(小さな子どもがいる家庭)
おすすめ:戸建て
- 広い間取りと庭が確保しやすい
- 子どもが走り回っても音を気にせず過ごせる
- 駐車スペースが複数台あると送り迎えも便利
こんな人に向いている!
- 家族でのびのび暮らしたい
- 子どもが成長しても部屋数に余裕を持ちたい
- 住宅の自由度を活かして長く住み続けたい
■ 一人暮らし・DINKs(子なし夫婦)で賃貸脱出を考えている方
おすすめ:マンション(小規模 or 中古も視野に)
- ワンフロアでコンパクト、利便性の高い暮らし
- 将来売却・賃貸に出すことも想定しやすい
- 管理・防犯の安心感がある
こんな人に向いている!
- はじめての住宅購入に不安がある
- 資産性を意識して選びたい
- ひとまず数年住んでから次を考えたい
■ 郊外でのびのび暮らしたい派(自然重視)
おすすめ:戸建て
- 郊外であれば価格を抑えて広い家が持てる
- 家の外でも活動できる(庭、家庭菜園など)
- 周囲の目を気にせず、静かな生活が可能
こんな人に向いている!
- 都会の喧騒から離れた暮らしに憧れる
- DIYや自家菜園、アウトドアが趣味
- 家族やペットとのびのび過ごしたい
■ 将来売却や資産価値を重視したい人
おすすめ:駅近マンション or 駅近戸建て(希少)
- 駅近は需要が安定しているため売却しやすい
- 管理のしやすさ=住み替えしやすさにもつながる
こんな人に向いている!
- 数年後に転勤や住み替えの可能性がある
- 将来的に貸し出す or 売ることも視野に入れている
- 資産としての保有価値を重視している
まとめ:正解は「今の自分に合っているかどうか」
ライフスタイルは人によって、そして年齢によっても変わっていきます。
だからこそ、「今の自分たちに合うのはどっちか?」を起点に考えることが大切です。
住まい探しの第一歩に、プロに無料で相談してみるのもおすすめ
「どの街が合っているか」「予算に合う物件があるのか」など、不安なことは一人で抱え込まなくても大丈夫です。
ライフルホームズの「住まいの窓口」では、無料でプロに相談できます。
希望条件に合ったエリアや物件の提案、ローンの不安も一緒に解決してくれるので、
「話だけ聞いてみたい」という方にもぴったりのサービスです。

次のセクションでは、私たちの住むつくば市を例に、地方での住まい選びのリアルをお届けします。

「都心とは違う視点」で住まいを考えるヒントになればうれしいです。
つくばでの住まい選び、体験してわかったことと地域のリアル
つくば市は、東京からのアクセスが良く、自然も多くて暮らしやすい「地方都市」です。
この章では、そんなつくばで実際に住まい選びをした経験や、地域性から見えるマンション・戸建て事情についてご紹介します。
つくば市はマンションも戸建ても選べる街
都心に比べて「マンションが少ないのでは?」と思われがちですが、つくばはちょっと違います。
- つくば駅・研究学園駅周辺には、新築・中古のマンションが複数あり、駅近で買い物や通勤に便利な暮らしが可能。
- 一方で、少し郊外に行けば、広い土地が確保できる戸建ても充実しています。
つくば市全体が“ゆとりある街づくり”になっているため、どちらの選択肢も比較的自由に検討できます。

「駅に近い便利なマンションか、郊外でゆったりした戸建てか…」まさにつくばは両方選べる場所でした!
私たちは「ゆとり×利便性」でマンションを選びました
私たちは、30代前後の子なし夫婦。
将来的なことはまだ未定だけれど、まずは**「今の暮らしやすさ」を大事にしたい**という思いがありました。
家を探しはじめたとき、戸建てにもかなり惹かれていました。
広い空間、庭、自由な間取り。魅力的な物件も多かったです。
でも現実を見ていく中で、「管理の手間」「車なし生活」「資産としての保有価値」などを考えると、
今の私たちの暮らしにぴったりなのは、駅近マンションだねという結論に。
買い物もすぐできて、バス一本で筑波山にも行ける。
自然と利便性のバランスがとても良いと感じています。
ファミリー層には戸建ての人気も根強い
一方で、子どもがいるファミリー層では、やはり戸建て人気が根強い印象です。
- 庭がある
- 車を複数台停められる
- 学校や公園に近い物件が多い
といった理由から、郊外に広い戸建てを建てる人も多く見かけます。
つくばは広い公園や自然に恵まれた街なので、「子どもがのびのび育つ環境」を求める人にはぴったりの街でもあります。
都市部との違い:つくばならではのポイント
項目 | 都市部(例:東京23区) | つくば市 |
---|---|---|
マンション価格 | 非常に高額。駅近はさらに割高 | 駅近でも都内よりかなり割安 |
戸建て価格 | 土地が高く、建売や狭小が多い | 広い土地でも手が届く価格帯が多い |
通勤・通学 | 徒歩や電車通勤が一般的 | 車移動が多く、駐車場が前提となることも多い |
子育て環境 | 保育園の競争率が高くストレスが多い | 公園・保育施設も多く、比較的入りやすい |

「都市部では“仕方ない”と思っていたことが、つくばでは当たり前に叶う」そんな感覚があったよね。
まとめ:つくばでの家選びは、どちらの選択肢も検討しやすい
つくばは、マンション・戸建ての両方に現実的な選択肢がある、珍しい地方都市です。
駅周辺には利便性の高いマンションが、郊外には広くて手ごろな戸建てがそろっていて、ライフスタイルに合わせた住まい選びがしやすい環境が整っています。
「都会すぎず、田舎すぎない」
そんな、ちょうどいい街だからこそ、どちらの選択肢も真剣に検討できるのが、つくばの魅力だと感じます。


まとめ
マンションと戸建て、どちらを選んでもきっと正解はあると思います。
でも、自分たちの暮らし方や価値観に合った選択ができれば、その住まいはもっと好きになれるはずです。
何を優先したいのか、どんな日々を送りたいのか。
そんな“自分たちらしさ”から考えてみると、住まい選びはぐっと前に進みます。
もしひとりで考えるのが不安だったら、住宅のプロに相談するのもひとつの方法です。
無理に売り込まれることもなく、第三者目線で話を聞いてもらえるのはとても安心。
お家づくりなら、LIFULL HOME’S【住まいの窓口】へご相談ください

家探しは、ゴールではなく、これから始まる暮らしのスタート地点。
無理なく、納得できる選択ができますように。
最後までお読みくださりありがとうございます。