研究学園駅から都心への通勤|座れる?混雑状況と通勤手段まとめ

つくば市の中でも人気が高まっている研究学園駅周辺。再開発が進み、暮らしやすさがさらに向上しています。
しかし、都心の秋葉原や北千住、浅草方面へ通勤を考えている方にとって、「朝の電車で座れるかどうか」はとても気になるポイントですよね。
この記事では、実際の混雑状況や座れる可能性を、私の体験も交えつつ詳しく解説します。
さらに、高速バスなど他の通勤手段についてもご紹介しますので、通勤方法の参考になれば嬉しいです。


研究学園駅から秋葉原・北千住・浅草までの通勤ルートと所要時間
研究学園駅は、つくばエクスプレス(TX)の駅で、隣の駅はつくば駅です。

(研究学園駅は、つくばエクスプレス以外の鉄道路線は通っておらず、TXが唯一の路線となっています。)
- 北千住駅まで約40分
- 浅草駅まで約45分
- 秋葉原駅まで約50分
このように、つくばエクスプレスの1本で主要な都心エリアへアクセスできるのは、通勤にとても便利なポイントです。
朝の通勤ラッシュの混雑状況と座席確保の実態

つくばエクスプレスは「山手線」や「中央線」に匹敵するほど、朝の通勤ラッシュ時間帯は非常に混雑します。
つくば駅を出発する時点で、座席の7割から8割がすでに埋まっている状況で、そのため研究学園駅から乗るときは立っている人も多いです。
私の経験上、朝の7時から9時のピーク時間帯は、座れることもありますが毎日ではありません。
混雑を避けたい方は、少し早めの時間帯や、乗車位置を工夫してみるのがおすすめです。
このように、研究学園駅から通勤する場合、朝のラッシュ時間帯は「座れないことはないが、毎日座れるとは限らない」と考えてよいでしょう。
つくばエクスプレスの8両化計画

つくばエクスプレスは現在6両編成で運行しており、1両あたり約40~50席、6両で約300席の座席があります。
つくば駅出発時に約7割埋まっているため、研究学園駅で確実に座れる席は限られているのが現状です。
しかし、つくばエクスプレスでは2025年頃からの車両8両編成化が計画されており、これが実現すれば座席数が大幅に増え、混雑が緩和されることが期待されています。

1本あたりの乗車定員が約300人以上増えるとされているよ!
ただし、実際の運行は2030年頃を見込んでいるため、もう少し先の話となります。
「まだ先だけど、ちゃんと準備されてる」という事実は、つくばでの暮らしを考えるうえで安心材料にもなりそうです!
高速バスなど他の通勤手段の活用法

実は、2024年10月より研究学園駅からはバスタ新宿(新宿高速バスターミナル)までの高速バスが運行されています。
このバスを利用すれば、新宿まで座って快適に通勤することが可能です。

1日に4往復運行されています。
本数は多くはありませんが、座って快適に通勤したい方には嬉しい選択肢です。
一方、つくば駅からは秋葉原や東京駅方面への高速バスが多数運行しています。
つくば駅へはバスや自転車、徒歩でアクセスできるため、研究学園駅近辺に住む方もつくば駅発の高速バスを活用しやすい環境にあります。
高速バスは、混雑の激しい朝の電車を避けて座って通勤したい方におすすめの手段です。
ただし、道路の交通状況により所要時間が左右される点や、バス停までのアクセスにかかる時間も考慮して計画を立てることが大切です。

研究学園駅周辺の再開発と今後の混雑予測

現在、研究学園駅周辺では「つくば学園南プロジェクト」という大規模な再開発が進んでいます。
- (ちょっと補足!)つくば学園南プロジェクトの概要
-
つくば学園エリアに誕生する大規模複合開発「つくば学園南プロジェクト」
つくばエクスプレス「研究学園駅」から徒歩9分の場所に、東京ドーム約3.3個分(約15万5,000㎡)の敷地を活用した大規模複合開発が進行中です。
このプロジェクトは、住宅、教育、商業、事業施設が一体となった新たな街づくりを目指しています。
🏢 分譲マンション:全602戸の大規模レジデンス
物件名:(仮称)つくば市学園南2丁目計画
構造・階数:鉄筋コンクリート造・地上15階建て
総戸数:602戸(つくば市内最大規模)
間取り:2LDK~4LDK(専有面積:61.67㎡~108.17㎡)
【共用施設】
- 3Dプリンターを活用したDIYラボルーム
- 大人も子どもも利用可能なワーキングルーム
- 筑波山を望むパーティーラウンジ・屋上デッキ
【スケジュール】
- 着工:2025年6月(予定)
- 竣工:2027年7月(予定)
- 引き渡し:2027年9月(予定)
🎓 教育施設:茗溪学園中学校高等学校が移転予定
【概要】
創立50周年を迎える茗溪学園中学校高等学校が、つくば市稲荷前から本プロジェクトエリアに移転予定です。
【施設内容】
- 校舎、屋内運動場、人工芝のグラウンド
- 学校に隣接した学生寮
【スケジュール】
- 着工:2026年夏頃(予定)
- 竣工:2029年春頃(予定)
🛍 商業施設:生活利便性を高める店舗が出店予定
【出店予定】
- スーパーマーケット「カスミ」
- 思学舎グループの学習塾
- その他商業施設(詳細未定)
数値で再開発の影響を考えてみる!
現在予定されてる再開発のメインは、次の3つです
- 大規模な分譲マンションの建設
- 教育機関の移転
- 商業施設等の出店
開発内容 | 規模 |
---|---|
分譲マンション | 602戸(平均3人家族と仮定)→ 約1,800人増 |
茗溪学園の移転 | 中高一貫校、数百人規模の通学者 |
周辺商業施設の発展 | 関係者・来訪者の流入が増加 |
想定増加人口 | 約2,000人前後(保守的推計) |
📍 通勤時間帯の利用増加人数をシミュレーション
- 通勤時間帯にTXを利用する人が2,000人中の約1割と仮定すると
- → 約200人が朝の通勤ラッシュ時間帯に増加することが見込まれる

今回の再開発プロジェクトは研究学園駅周辺の混雑状況に影響を与えることがわかるね!
- (気になる人向け)増加人数の推定計算に使用した仮定
-
マンション建設による増加人口:2,000人
そのうち、通勤の可能性が最も高いのは世である「父親」⇨667人程度
茨城県のテレワーク率は18.7%であると仮定して、出社する人口は667人のうち81.3%の⇨542人
つくば市の通勤における車利用率は約60% であると仮定すると→ 鉄道利用率は約40%
542人の40% は⇨約217人
保守的に200人と計算しました!
テレワーク率(茨城県:18.7%)
▶ 総務省統計局「令和4年就業構造基本調査」
https://www.stat.go.jp/data/shugyou/2022/index.html通勤時 自動車利用率:約61%
▶ つくば市「平成27年度 総合交通体系調査」
https://www.city.tsukuba.lg.jp/material/files/group/126/H27_TransportationSystemSurvey.pdf
📍 TXに座って通勤できる人の人数
- TXは6両編成(1両あたり約150人乗車可能、座席は40〜50席程度)
- → 6両で約300人程度が座って通勤することが可能
- つくばを出発した時点で7割ぐらいが埋まってるとすると、残りの席数は90席程度となります
再開発で街の魅力は増しますが、通勤の混雑は覚悟しておく必要がありそうです。
よくある質問(Q&A)
Q1:研究学園駅から秋葉原まで座って通勤できますか?
混雑時間帯は難しいですが、早めに駅に行き乗車位置を工夫すれば座れることもあります。
Q2:通勤ラッシュを避けるには何時に乗るのが良い?
7時~9時のピーク時間を避け、6時台や9時以降の電車を利用するのがおすすめです。
Q3:高速バスは研究学園駅から利用できますか?
研究学園駅発の高速バスは少ないですが、バスタ新宿行が運行されています。また、つくば駅へのアクセスがしやすい方は、つくば駅発の高速バス(東京行)を利用するのもおすすめです。
Q4:つくばエクスプレスの8両化はいつ開始されますか?
2025年頃から準備が始まり、2030年頃の運行開始を予定しています。
まとめ

研究学園駅から秋葉原・北千住・浅草への通勤は、混雑が激しく座席確保が難しいことも多いですが、時間帯や乗車位置の工夫で座れる可能性もあります。
利便性と快適さのバランスを考え、最適な通勤手段を選びましょう。
再開発による人口増加で混雑は今後も増える可能性がありますが、つくばエクスプレスの8両化など対策も進められています。
暮らしやすい環境が整ってきている研究学園周辺、
通勤の混雑を許容できるかどうか、ご自身のライフスタイルと照らし合わせて検討するとよいでしょう。

