つくば市の教育環境ってどうなの?ー市の教育方針と環境について
今回の記事では、
つくば市の教育環境は「良いの?悪いの?」について回答していきたいと思います!
つくば市に限らず、移住しようとしている先で子育てをするのであれば、
当然教育環境は気になりますよね?
確かに、できれば良い環境で子供を育てたいよね!
早速説明していこうと思うよ!
つくば市ってそもそもどんな街?
そもそも、つくば市ってどんな街なんでしょうか?
つくば市を理解するためには 、3 つのキーワードで理解すると良いですよ!
そのキーワードは
この3つです。
つくば市は自然が豊か
1つ目のキーワードは、「自然」。
こちらは言うまでもなく、つくば市は自然が非常に豊かな市となっています。
つくば市に行ったことのない人でもイメージできますね!
公園もたくさんありますし、
歩行者専用通路(ペデストリアンデッキとも言います)も非常に緑が豊かで歩いていて気持ちが良い街です。
もちろん、筑波山もこの自然の中に含まれます!
都会での子育ても色々便利だし、良いと思うけれども、
やっぱり「自然豊かな環境で子供を育てたい」と思う方もいます
公園はつくば駅周辺だけでもかなりありますし、一つ一つの公園がとても綺麗で、
子供を連れて遊びに行きやすい環境です!
先端都市つくば
2 つ目のキーワードは科学技術です。
つくば市は 2022年に政府より、「スーパーシティ型国家戦略特別区域」に認定されました。
これにより、つくば市では、
科学技術を用いて様々な市民の困りごとを解決するための、実証実験及びその社会実装が可能になりました。
こちらも詳細については、別の記事で解説していますので合わせてご覧ください。
要は、つくば市は科学技術を用いて、色々なことを解決する技術力があるということなんだね!
知的好奇心を育てる施設が豊富
つくば市は研究学園都市でもあるため、
子供の知的好奇心を育てるのに適した社会教育施設が多いです。
- 研究学園都市とは?(タップで開く)
-
研究学園都市とは、質の高い研究と教育を行うための拠点として、国家プロジェクトで認められた地域のこと。
つくば市には筑波大学をはじめ、 JAXAや研究機関などが多く存在します。
私は博物館が好きなのですが、つくば市には様々な施設があります!
- つくばエキスポセンター
- 筑波宇宙センター(JAXA)
- 国立科学博物館 筑波研究資料センター
- つくば美術館
- サイエンス・スクエアつくば
- 地質標本館
- 地図と測量の科学館
人口増加率が日本で1位
最後のキーワード「人口増加」ですけれども、
「つくば市」はファミリー世帯の移住などにより、令和5年の人口増加率が日本で全国 1 位となりました。
この要因としては、
つくばエクスプレス沿線への人口流入による影響が大きいと思いますが、
以下の要因も合わさって、人口増加率が上昇し続けています。
- よく整備され住みやすく、綺麗な街
- 東京への通勤がしやすい
- マンションなどの不動産価格が割安
こちらも詳しく解説した記事を用意しておりますので、合わせてご参照ください!
さて、ここまでは「つくば市」のことを説明してきましたが、ここからは本題の教育環境の話に移ろうと思います!
つくば市の掲げる教育
つくば市の掲げる子育てビジョンは、
子どもも親も楽しく育つ環境 です。
そのために、
- つくばの学びを支える「人」の支援
- 多数の学びの「場」の整備
を主軸に取り組みを行っています。
つくば市民の声は?
つくば市の予算に対する教育費の割合は、平均よりも高いようです。
- つくば市・・・・・・・14.2%
- 施行時特例市平均・・・10.9%
- 全市町村平均・・・・・11.3%
総務省ホームページ「財政状況資料集」より
- 施行時特例市
-
「人口20万人以上」で、総務省から指定を受けた市。つくば市は2007年から特例市に移行。2015年度の特例市制度の廃止に伴い「施行時特例市」となった。
ですが、実際につくば市民の声はどうなのでしょうか?
つくば市のアンケート(2021年度)によると、
この問いに対する回答は以下の通りになっています。
このアンケート結果を受けて、
つくば市では教育環境に対する満足度を70%程度まで引き上げるために様々な対策をしています!
- 保育所の増設
- 校内フリースクールの拡充
- 学校サポーター制度
- 専門家の配置
- 遠距離通学の支援金事業
1つずつ具体的に見ていきましょう。
つくば市の保育所の増設
保育所が足りているというのは教育環境を判断するポイントの1つです。
幼少期の子供同士の触れ合いは大事だからね!
つくば市では、保育所等の数はそれぞれ以下の通りとなっています。
現在は人口増加に伴い、保育所の増設を行っています!
待機児童数はどうなっている?
では、1番大事な指標である待機児童数はどうなっているのでしょうか?
つくば市のホームページなどを調べたところ、以下の通り確認できました
ただし、タイミングにより待機児童の数は変わるのであくまで参考数値になります!
でもかなり減ったね!
ちなみにこれって多いの?少ないの?
全国との比較
待機児童数が多いと言われている東京都や埼玉などの地区と比べてみましょう。
2023年12月に公開されている東京新聞の記事によると、
全国で待機児童数が多いのは、上から順に
- 東京都(3524人)
- 埼玉県(1881人)
- 千葉県(1227人)
このような結果になっています。
市区町村ごとの待機児童数を見るとこのような感じです!
- 千葉県船橋市 338人
- 埼玉県所沢市 337人
- さいたま市 329人
- 埼玉県越谷市 328人
- 東京都葛飾区 328人
全国で待機児童数が多い、市町村上位5位はこのような感じになっています。
このように見てみると、つくば市の待機児童数は比較的少ないと言えるね!
もちろん、人口の数がつくば市と比べて圧倒的に多い市町村なので、一概に比較はできませんが、
つくば市が全国で人口増加率1位であることを踏まえると、人口増加に合わせて保育所等の数を増やせていると感じます。
フリースクールの拡充
つくば市では、何らかの理由で教室に行けない子供たちのために、
学習の場や居場所を提供する目的で校内にフリースクールを設置しています。
そこでは、勉強したり、漫画を読んだり、ゆっくり過ごしたり。
安心して過ごせる場所として設置されています。
2021年度:0校 → 2024年度:50校(全校)!
日中、子供の居場所があれば、親も安心だね!
共働きの家庭では学校に行けない場合は、
日中は家で1人なんてこともありえますからね…
学校サポーター制度
教師の負荷を経験するため、学校サポーターの導入を増やしています。
2021年度:48人 → 2024年度:117人!
学習プリントの印刷やテストの採点補助などの雑務補助を通して、
学校の先生の事務負担を減らすことを目的として配置される人のこと。
確かに学校の先生は大変って言うよね!
学校の先生も事務負担が減って早く帰れるようになったり、
授業準備や生徒とのコミュニケーションに時間を使うことができるから、間接的には教育の質に影響を与えます。
専門家の配置
子どもたちや保護者の心理的問題の軽減を行う「スクールカウンセラー」、
福祉・医療・警察などと連携して生活環境を改善する「スクールソーシャルワーカー」といった専門家を配置しています。
2021年度:14人 → 2024年度:44人!
家庭内で解決できないような問題は、こうした専門家を頼ることができます!
遠距離通学を支援
つくば市では、市内から遠くの学校に通っている高校生たちを支援するために、
支援金給付事業を行っています。
茨城県内の高校が少ないんだよね。。。
そのため、自分の希望する高校が近くにない場合や、
偏差値の関係で入学ができない場合には、遠距離通学をする必要が出てきます。
そうするとバスや電車の定期券の購入が必要になりますが、
代金がそこそこ高いんですね…
そこで支援金を給付するんだね!
つくば市内にある高校は7校
茨城県には7つの高校があり、偏差値は以下の通りとなっています。
この記事を書いた時点の情報なのであくまで参考となります
また、つくばエクスプレス沿線の街を見てみると、
例えば、流山市は市内にある高校の数は4校となっており、
つくば市にある高校が極端に少ないというわけでもなさそうです🤔
通学支援以外の補助について
つくば市では、高校生を対象に定期代の補助などを行っておりますが、
それ以外の教育に対する補助はどのようになっているのでしょうか?
子供の年齢に合わせて受けられる補助が変わってくるよ!
- 児童手当の給付
- 医療費の補助
- 出産応援金の給付
- 子育て応援金の給付
- 児童手当の給付
- 医療費の補助
- 幼稚園・保育所の無償化
- 児童手当の給付(中学生まで※)
- 医療費の補助(高校3年生まで)
- 通学定期代の補助(高校生限定)
※児童手当については、2024年10月より高校生のお子さんがいる家庭にも支給される予定です
所得制限はあるものの、この他にも学習塾の補助などの補助制度があります!
そもそも養育費ってどのぐらいかかるものなんだっけ?
子供の養育費の金額は、子供をどのよう育てたいかによって大きく変わってきます。
子供の養育費については、こちらのブログで分かりやすく解説されているので参考にしてください!
まとめ
つくば市では、今回紹介してきた以外にも様々な取り組みを実施しています。
つくば市といえば、「筑波山」と「筑波大学」のイメージですよね?
ですが、実際につくばに行ってみると、研究学園という名前の駅を見かけたり、
フリースペースで勉強をする学生の姿を見かけると思います。
特につくば駅周辺では勉強している学生や大人の姿がよく見られます。
つくば市は学園都市ということもあり、教育には非常に力を入れており、
また今後もたくさんの取り組みを行っていく予定です。